どうもデリ男(@yutakandori)です!
キャッシュレス化は最近注目されている取り組みの一つです。
日本人は現金主義の人が多く、いまだにクレジットカードや電子マネーが使えない店舗がたくさん存在します。
高齢者の割合が高い国なので、現金からキャッシュレス社会へ移行するのは、なかなか大変な工程だと思います。
しかし若者世代ほどスマホネイティブ世代なので、キャッシュレス化を望む声は高いですよね?
キャッシュレス化は基本的に良いことばかりなのですが、このままキャッシュレス化が進んでいくと出てくる問題点もあります。
そこで今回は、キャッシュレス化のメリットとデメリット、そしてなぜ仮想通貨が注目されているのかについて述べていこうと思います!
現金の問題点とは?
現金の問題点の多くは、キャッシュレス化によって解決されると考えられています。
例えば、割り勘が不便なことは、現金の問題点としてよく挙げられます。
友達と飲み会に行った時に、1人あたり3,123円だったとしても、都合よくぴったり持っている人は少ないですよね。
そうなると、
じゃあ3,000円で良いよね?
とか、
後日払うから待ってて
と言われてしまい、現金を上手く使っても回収できないことになってしまいます。
みなさんも、一度くらいはこんな経験をしたことがあるでしょう?
他にも税金面やお金の流れを追えないなどの問題点もありますが、今回は分かりやすくするために「割り勘」を例にして話していきます!
キャッシュレス化すると?
キャッシュレス化によって電子マネーを取り入れると、先ほどの割り勘の問題を解決できます。
LINE Payのようなサービスを使えば、3,123円ピッタリをその場で、もしくはLINEでメッセージを送れば、後日忘れることなく回収することができますね。
現金で3,123円を回収しようとすると、
細かいな
ケチだな
と思われてしまう、意味不明な現象が起きてしまいますが、電子決済ならそんな不毛な議論はなくなります。
このように、キャッシュレス化することによって僕たち消費者は、ムダに精神を消耗することもなく、便利な生活を手にすることができるのです。
キャッシュレス化の本質
しかし、キャッシュレス化することの本質について、みなさん理解しているでしょうか?
まず、キャッシュレス化すると、今みなさんが持っている現金を、どこかに預けなければいけません。
分かりやすくするために、今回は「日本政府がキャッスレス化を実現しようとしている」と仮定します。
日本政府がキャッスレス化を実現すると、僕たちが持っている現金はすべて、銀行を通して一箇所に集める必要があります。
- タンス貯金
- 財布の中の現金
- へそくり
など、日本政府が把握できていない現金をすべて銀行に預けることで、国民はキャッシュレス化の権利を得ることができます。
キャッシュレス化された社会において、現金やタンス貯金は意味を持たないので、みんなが隠し持っていたお金は、すべて国の管理下に置かれることになりますよね?
日本政府としては、今まで管理できていなかった日本円をすべて管理下におくことができるようになるので、日本政府にとってもキャッシュレス化は良いことなんです。
中央集権型システムの弊害
ただ、日本円のすべてを一箇所の中央が管理することは、かなりハイリスクです。
例えば、中央部分をハッキングされてしまえば、そこに預けている国民の資産が奪われることになってしまいます。
仮想通貨でいうところのコインチェック事件がイメージしやすいでしょう。
他にも、政府は中央集権(=権力が中央に集まりすぎている)システムなので、日本政府が不正や改ざんしようと思えばできてしまいます。
この弊害について歴史を振り返ってみると、過去に預金封鎖という事例がありました。
預金封鎖は簡単にいうと、戦争のためのお金を国が集めるために、国民が銀行に預けていた預金を没収して軍事費に充てたというものです。
なので、今のおじいちゃん世代というのは銀行を信用していないから、銀行を使わずタンス預金をしている割合が高いんです。
そんなこと起きるわけないじゃん。。
と思うかもしれませんが、実際に歴史上起こっていることであり、権力が国に集まっている日本だと、法律の解釈も自由に操作することができるので、全然ありえない話ではないんです。
キャッシュレス化と仮想通貨の関係性
他にもたくさんありますが、キャッシュレス化の分かりやすい弊害を簡潔に述べました。
さてここからが本題ですが、今の流れとしてキャッシュレス化は、いずれ必ず実現されるでしょう。
そうなった時に、日本政府を信用していなかったり、中央集権システムに不信感を持っている人は、仮想通貨を使うようになっていくと考えられます。
仮想通貨がここまで注目されている理由の一つに、国家や政府に対するアンチテーゼがあります。
仮想通貨というのは、国や銀行のような「中央集権型システム」ではなく、P2P(個人間取引)が可能な非中央集権型システムで機能しています。
この話は、僕が開催している「今さら聞けないブロックチェーン技術」というイベントでも毎回言っているブロックチェーンの画期的な仕組みです。
- 国
- 会社
- 銀行
- スーパー
- 音楽会社
などの中央に依存せざるを得ない仕組みというのは、ブロックチェーンによって解決できるからこそ、仮想通貨がここまで注目されています。
詳細については、以下のイベント記事から見てみてください!
最後に
キャッスレス化は、これから必ず実現されていきますし、世の中の仕組みも電子決済に特化したサービスにシフトしていくでしょう。
ガラケーからスマホにシフトしたように、今ではスマホ中心のソフトウェアやサービスがリリースされていますよね?
今では、ガラケーは販売中止されるほど、意味を成さなくなってしまいました。
同じように、これから現金を使うサービスはどんどん無くなっていきます。
しかし、
- 日本政府や銀行を信じていない
- 中央集権型システムに不信感を持っている
- 海外送金の機会が多い
という人は、日本円ベースの電子マネーではなく、非中央集権・国境が関係ない仮想通貨を使うようになっていくでしょう。
自分の資産を守るための選択肢として、仮想通貨の存在は投機的なものではなく価値の貯蔵手段でもあるのです!
仮想通貨の仕組みや可能性については知っておいて絶対損がないし、むしろ時代に取り残されないためにも知っておくべき分野です!
キャッシュレス化の弊害と危惧されている「中央集権」の部分を解決する仮想通貨 について、みなさんが自分ごととして考えるきっかけになっていただければ幸いです!