どうもデリ男(@yutakandori)です!
よく、仮想通貨決済に特化したコミュニティメディアを作ります!と言うと、それって既存のお金でできないの?と言われます。
確かに、
- 送金の速さ
- 胴元が居ることの安心感
- 日本人全員が持っている通貨を使える
など、法定通貨ベースの方が便利も存在します。
特に、送金の速さに関しては、ブロックチェーンでやるよりもLINE PayやPayPalを使った方が、より早い決済が可能でしょう。
しかし、仮想通貨と既存のお金ではそもそも、"貨幣としての文化背景が違う"ということが重要だと考えています。
日本円にtipの文化はない
日本に住んでいて、店員さんにtipするとかあまり聞いたことがないですよね?
フランスとかイギリスとか、海外では店員さんにtipする文化は当たり前ですが、なぜか日本だと根付いていません。
おそらく歴史的な文化背景があるのでしょうが、とりわけこれが重要な問題だと考えています。
お金に色をつける
これはよくCAMPFIREの家入さんが仰っていることですが、polcaやCAMPFIREのクラウドファンディングでは、お金に色をつけることで小さな経済圏を確立しています。
この価値観は僕もよく分かるのですが、これって現状ではマス層には受け入れられていないような気がします。
やはり日本人の拝金主義的な価値観からか、お金は滑らかに回すのではなく、将来に備えて貯めておくものという考えが先行しています。
仮想通貨としての文化
しかしそんな状況で、仮想通貨のtip文化はどうなのかというと、日本でも機能しているんです。
例えばXPとかXEMとかMONAとか、日本でコミュニティが強い仮想通貨のグループ間では、頻繁にtip(投げ銭)やrain(ばら撒き)が行われています。
これは、初めてXPのコミュニティに入った時にも驚愕しましたね。
例えば100円という価値の尺度を、円としてtipするのと、5xem(1xem=20円)をtipするのでは、意味合いがかなり異なります。
fiatベースにすると同じ価値の尺度なはずなのに、あげるモノによってその意味合いが変わり、流動性に変化が生じるのではないかと考えています。
実際僕の知っている限りでは、XP, XEM, MONAの通貨は、Twitter上でも頻繁にtipされているのを見かけますからね。
これはもちろん、仮想通貨を盛り上げたいという裏のテーマがあるでしょう。
しかし、tip文化がある通貨と、そうでない日本円のような通貨では、全く使われ方が違うんだと思います。
まとめ
僕個人としては、この流動性の部分に価値があり可能性があると感じています。
仮想通貨決済店舗×コミュニティメディア「Crypto Map」という起業案も、これが関係しています。
頻繁にtipが行われる場、そしてコミュニティとして確立された場というのは、リアルな口コミ2.0を創るには、最高の環境だと考えています。
食べログみたいな中央集権的な口コミメディアも良いのですが、やはり時代的にも
- コミュニティ型
- できる限りの分散型
に焦点を当てた方が、ユーザーとしても楽しんで使えると思うんですよね。
そして、仮想通貨決済店舗(初期は飲食店のみ)に特化していることもあって、よりコミュニティとしての力も強まると予想しています。