最近、Voicyという音声コンテンツにハマっています。
個人がラジオ局のように音声コンテンツを発信して、スマホなどのデバイスを通してユーザーが聞くことができて非常に面白いです。
そして、そんな面白い仕組みを作ったVoicyのCEOである緒方さんが、今回僕が一番好きで毎回聞いている『風呂敷「畳み人」ラジオ』にゲスト出演していました!
- Voicyをつくった理由
- Voicyの魅力
- Voicyの今後について
について緒方さんが話していて興味深かったので、この記事で紹介してみようと思います!
Voicyをつくった理由
緒方さんによると、IoTによって音声コンテンツが今後普及していくだろうと見越してVoicyをリリースしたそうです。
例えば、代々木体育館とかで30,000人が集まる場所があるとして、そこで待ち時間とかにラジオみたいな音声コンテンツを、来場者が聞けたら楽しいし価値があるでしょう。
スポーツ観戦などでも待ち時間ってありますが、その時間に会場でVoicy流せば発信者の広告効果になるし、純粋に来場者が楽しめるだろうと思いますね。
今もっとも賢い人たちは、大衆の時間を奪っているんですよ。YouTuberなんかもそうかもしれませんね。もちろん、ぼくもこうしてみなさんの時間をいただいております。
— ikehaya | Blockchain (@IHayato) 2018年4月24日
もはや、お金よりも、読者の「時間」をもらえるほうが嬉しいかもしれない。Voicyはそういう意味で素晴らしいメディアですね。
それに加えて、待ち時間ごとの「時間枠」みたいなのを売り買いしたり、ビジネスとしての利用法も考えられます。
Voicyの魅力
Voicyの魅力の一つに、「編集ができない」ことが挙げられます。
ラジオみたいな完全生放送ではないのですが、Voicyではパートごとに区切りがあるだけで、ほとんど編集点のない素の状態のコンテンツを売りにしています。
もともと「人」を届けようと思って作られたコンテンツみたいですね。
視聴者がVoicyを聴く際に、それは「声」ありきなのか、「人」ありきなのか曖昧です。
僕自身も、『風呂敷「畳み人」ラジオ』を聴くときに、設楽さんと野村さんの人柄的なものを求めて聴いている側面があるかもしれないなと思いました。
そのくらい面白いチャンネルだと思っているので、聴いたことのない方は是非聴いてみてください!
「畳み人」という言葉の意味も、お二人の会話を聞いていたら自然と理解できるようになります。
Voicyの今後について
実は、Voicyはまだやりたいことの5%も実現できていないそうです。
なんと、
- UI
- deposit
- UX
を全部一から作り直したいのが本望みたいです。
具体的には、
- スポンサーモデルを作り直して、一般人が入ってこれるようにしたい
- ユーザーデータからレコメンド出来るようになる
- オンもオフもなく、再生ボタンだけのアプリになるかもしれない
と仰られていました。
確かに、これら全てを兼ね備えたVoicyって、想像するだけでもワクワクします。
実は今のVoicyのモデルは、Youtubeなどのコンテンツと差別化するために、誰でもチャンネルを開設して音声発信できるわけじゃないんですよね。
選ばれた人だけが、Voicyを通して音声を発信する権利を持てて、そこで一定のブランドを保ち、配信者が多くなりすぎないように工夫されているんです。
このモデルだと視聴するユーザーとしては、あまりインタラクティブ性がないかなとも感じます。
なので、緒方さんの描いている理想像に近づけば、この辺りの課題も解決されてより素晴らしい音声コンテンツになるでしょう。
オフラインでも、公開収録でリスナーの人が混ざれる仕組み、みたいな企画があっても面白いかもしれません。
Voicyの今後が楽しみで仕方ありません!
最後に
今回の放送で緒方さんが、最後にとても深いい話をされていました。
緒方さんは個人としても、会社の経営者としても、とても志の高い方だと今回の放送を通して感じました。
自分も起業家の卵として、先輩である緒方さんの姿勢や価値観は学ばせてもらうことが本当に多かったです。
そして、いつもいろんな人がゲストに来た際に、設楽さんと野村さんが「畳み人」として会話をまとめられているのが、非常に分かりやすくて聴きやすい。
畳み人である二人こそ、音声コンテンツと非常に相性良いと個人的には思っています。
ぜひ、『風呂敷「畳み人」ラジオ』
聴いてみてください!