どうもデリ男(@yutakandori)です!
4月から行う事業のことで、2月初めから投資検討のプレゼンを投資家の方々にやっていました。
結果としては投資段階に届いていないということで見送りになってしまいました。
しかし、今回の経験は色々と学べることが多かったので、
- これから起業しようと考えている人
- 投資家を探している人
- 資金問題で悩んでいる人
このような方々には、僕と同じ誤ちを繰り返さないためにも、ぜひ最後まで読んでいただきたいです!
本当にその人や機関に投資して貰わないといけないのか?
投資家を選ぶ際に、どのような基準を設けているか明確にしておくことが重要。
ちなみに今回、投資家に持っていった案はこれです。
詳細な資料(ビジネスモデル、ペルソナ、マネタイズ等)を事前に作成して投資検討をした結果、今回はとりあえず見送りということになりました。
もちろん、資料自体に未完成な部分もあったと思いますが、今回僕が強く感じたのは、本当にその投資家から資金調達しなければならなかったのか?ということです。
例えば、僕が行う事業は仮想通貨やブロックチェーンの仕組みを利用したものです。
投資家はリターン優先な人が多いので、よく分からないものや先の見えないものには、投資できないんですよね。
"ベンチャーキャピタルとは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社のこと。主に高い成長率を有する未上場企業に対して投資を行い、資金を投下する。経営コンサルティングなどを提供し、投資先企業の価値向上を図る企業も存在する。"
引用:Wikipedia
仮想通貨の仕組みや、それが普及した未来についての知識をあまり持っていない人や機関に投資してもらうためには、仮想通貨の仕組みや可能性について1から資料を作って説明しなければならないんです。
これってよく考えると、すごく効率悪いですよね?
仮想通貨やブロックチェーンの知識を持っていない人のために、時間と労力をかけて資料作りに費やさなければなりませんから。
なので、投資家にアプローチする前に、
- 本当にその投資家じゃないと駄目な理由
- 投資家と今後長く付き合っていける程ビジョンや考え方が相似しているか
- 世の中に多く存在するエンジェル投資家を出来るだけ調べて最適解を見つける
などについて考えておくことをオススメします。
実際、投資家サイドからこのような質問をされることもあるので、答えられるようにしておきましょう!
VCの方々からの意見
今回、投資家のもとを訪ねて、今は単純に面白いから会っているだけだという意見をもらいました。
投資家の方々は当然ながら忙しく、本来なら門前払いだったらしいので、会ってアドバイス頂けただけでも大変有り難いことでした。
起業家にとってまず必要な要素(芯の強さや想い)、その点はクリアしていて行動力は認めるけど、それだけでは勝てないとのこと。
厳しいご意見ですが、投資家が投資してリターンを得られないと判断してのことなので、そこは客観的に受け止めつつ改善していこうと思います。
ただ、やはり今回投資検討がダメだった根本の原因に、それぞれの見てる未来や価値を感じるものが違いすぎたのではないかと考えています。
やはり僕らの行う事業には、ビジネスとして成立させようと思うと決算報告書に書けないような「※価値の部分」が多くの比重を占めていると考えているで、投資家目線でリターンとして見えにくかったのだと思います。
※(コミュニティの力、新規領域での有用なデータ、新たな経済圏の独立etc)
その「価値」というのが
— Kandori/香取 侑太 (@yutakandori) 2018年6月2日
◆資本主義的なもの
◆人を感動させたりする体験型のもの
◆ボランティアみたいな社会的なもの
によって意見が違ってくるんでしょうね。
バリューのベクトルを、投資家に向けるのか、ユーザーに向けるのか、社会全体に向けるのかによって、人それぞれ持論はあるでしょう。 https://t.co/VAd82H6ZRG
投資家の方々とは一生の付き合いになるかもしれない以上、この辺りで共感できないようなら変に投資してもらうよりも、きっぱり断って次に進むのが良いと判断しました。
自分なりの結論や今後の方針
今回、投資検討をするのが初めての経験だったため、資料を作るのにすごく多くの時間と労力を費やしました。
結果として投資してもらえなかったことは事実ですが、この経験は後々かなり生きてくると思っています。
何事も、初めての経験はすごく時間がかかったり苦労することもありますが、マニュアル化できる部分やルーティーンとして活用できる部分も分かったので、次からの行動ステップが格段に早くなるでしょう。
また、投資家を起業家が見極めなければならないこと、本当に投資してもらう必要性があるのかについても考えさせられました。
ネット上のプラットフォームを作るにはそこまで多くの資金は必要ないので、クラウドファンディングやpolcaなど、とりあえず当面サービスをリリースするまでの最低限の資金があれば良い気もします。
投資家に資金提供してもらうのは良いことばかり見えがちですが、それによって
- 自分たちの意見や方向性やズレる可能性
- リターンの優先順位が第一となり自由度が低くなる
- 仮想通貨決済やプラットフォームの価値を高める為の最適解ではないものになる
などの問題点もあります。
デメリットも事前に考慮しておくことが、事業成功のためには非常に大切だと感じました。
起業家やフリーランスの人で、これから投資してもらうことを検討している人は、この辺りのことをしっかり考えてから投資元を選びましょう。
そのために、まずは自分たちの優先順位やサービスへの思いを改めて考える。
そして、できるだけ早くリリースして、多くの人に使ってもらえるモノを提供できるよう精進することが大切です。