どうもデリ男(@yutakandori)です!
日本の「ここがおかしい!」
中国の人気質問サイト「知乎」の中で、ある中国人の発言が話題になっていました。
どんな人かというと
- 日本生まれの中国人
- 5歳の時、両親とともに中国に帰国
- 日本のアニメ、ドラマ、2chなどを帰国後も嗜んでいた
おそらく、かなり日本通な方でしょう。
この方の日本に対する「ここがおかしい」が非常に的を得ていると感じたので、以下に載せます!
1. どんなものでも「日本化」したあとは、器が小さくなり「井のなかの蛙」的な雰囲気をまとう。
2. 「井のなかの蛙」になるとは、自分たちが永遠に他よりも優れていると陶酔的に思い込むことだ。日本は本当の改革をやりたがらないのに、世界が自分たちから遠ざかっていることを受け入れられない。中国が刻一刻と進歩を模索しているのとは大違いだ。
中国人のなかには、中国がまだまだ非常に遅れているのに対して、日本は各方面で世界のトップクラスの水準にあって国民は幸福に暮らしているのだから、日本人が「井のなかの蛙」になるのも当然だろうと考える向きもある。ただ、私はすべてがあながちそうとは言えないと思う。
日本人が「井のなかの蛙」に甘んじる理由は、安逸に流れている以上に深刻な怯懦があるゆえだ。中国人は通常、「井戸の外」の景色を見ることを好み、外に出ていこうと考えて、世界に対して純粋な好奇心を持っているのだが、日本人はこうした純粋さや勇敢さや「ものごとをもっと知りたい」という冒険心をまったく失っていて、自分たちの世界の狭さを感じるときがあっても「まあ仕方ないや」と自分を慰めるだけで終わる。
3.(略)
4.なのに日本人は非常に他国からの目を気にする。「外国人が大好きな日本の○○」といった話が非常に流行っていて、取るに足らないくだらないものごとを見つけて「世界で日本が大人気」といった曲解をおこないたがる。日本の庶民はこんにちになっても、自分たちの文化が十数年前の水準並みであると思い込んでいるが、この誤解には失笑を禁じ得ない。
5. 日本人は毎回、自分たちの誤りを総括する際にまずは言い訳を考え、改善する方法を考えることはほとんどない。
6. 日本人は(こうした言い訳の際に)自分を守る余地を残しておいて、いろいろと婉曲な表現をおこない、しかもそれこそが謙虚で大人らしい姿勢なのだと考えている。これがある種の責任回避に過ぎないことにまったく気付いていない。
7. 日本人はとにかく組織に架空の責任を負わせたがり、個人の責任を宙に浮かせたがる。トラブルが起きたときはみんなで「どうしよう」と言い合うが、誰ひとりとして問題を解決しようと勇敢に立ち上がることも、みんなで団結して問題に蹴りをつけようとすることもない。
結局最後にどうしようもなくなれば、世論に頼って責任を追うべき人間を選び出す。そうして選び出された人間がやるのは問題の解決では決してなく、謝罪して辞職して、あとは列車に飛び込むことだけだ。
8~17. (略)
私は日本人が悪であると言いたいわけではない。彼らは極めて誠実で善良だ。ただ、彼らの骨身になんら明確な正義の概念がないだけである。彼らはなにが正しくてなにが間違っているといったことを明言することができないのだ(以下略)。
福澤諭吉の生まれ変わりか?
この記事を読んで非常に気になったことがあります。
なんとこの方の「ここがおかしい」主張は、明治維新で福澤諭吉が提唱した「日本の課題」と、非常に似ているんです!
「日本のここがおかしい」が日本ではなく、中国人の方から言われているのが非常に興味深かったです。
福澤諭吉が現代に生きていたら、おそらくこう思うでしょう。
「士農工商から四民平等に変革したとき、多くの戸惑う国民に対しての指南書を私がせっかく書いたのに、150年経っても全く変わっていないではないか!」と。
最後に
中国人は非常に頭のキレる人が多く、今後世界トップを牽引していく国家の一つとなっていきます。
実際、世界トップ先進国は中国とアメリカの2トップ状態です。
日本人である僕たちは、色んな意味で世界から取り残されないよう生きていかなければなりません。
様々な文化圏で育つ人々の「日本のここがおかしい」という意見を、しっかり取り入れる必要があります。
英語だけでなく、中国語も勉強しておくと今後役に立つのは間違いないです。
バイリンガルやトリリンガルになって、他の人よりも良質な情報をたくさん取り入れてみましょう!